参道の雰囲気が抜群な松嶋稲荷神社へいってきました。
松嶋稲荷神社は国道34号線沿いにある比較的おおきな神社です。
また、境内にはさまざまな句碑が点在していて文学にもふれることが出来ます。
- 神社名:松嶋稲荷神社
- 社格:(未調査)
- 創建:正保三年(1646年)
- 鎮座地:長崎市本河内1-10-1
- 公式サイト:無
- TEL:0958220759
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所:有(受付7:00~18:00)
- 御朱印:有(初穂料:300円)
- 駐車場:有(無料)
車は鳥居をくぐって駐車場へ
松嶋稲荷神社は蛍茶屋電停から東長崎方面へ徒歩7分ほどの位置にあります。
国道からぱっと見では駐車スペースがないように見えるので参拝に躊躇するかもしれませんが、車は境内に停めることができます。
どこに?という感じですが、国道から見えるこの参道(脇参道)から鳥居をくぐり、拝殿を横切ったさきの社務所の前に駐車することができます。
▲車は鳥居をくぐり、拝殿を横切ったさきの社務所の前に駐車できる
鳥居を車でくぐる経験はあまりないですね。
じつはこの鳥居がある場所は脇参道で、一の鳥居ではありません。
一の鳥居は社務所横の階段を下った先にあります。
正門というべき一の鳥居から順に参拝したいわたしとしては、拝殿に会釈だけして、まずは社務所横の階段を下り、あまりいろいろ見ないようにしながら一の鳥居へ向かいます。
一の鳥居と参道の雰囲気が抜群
これが一の鳥居です。
参道は趣があり雰囲気が抜群にいいです。
脇の民家が新しすぎない感じも素敵です。
また、参道は直線ではなく、すこしカーブを描いているので先が見えず、なにがあるのか期待が膨らみます。
さっそく鳥居をくぐり、少し歩くと左手に境内神社が現れます。
朱色の鳥居がいい感じです。
中をのぞくと御祭神名が書かれていました。
境内神社からさらに進むと今度は右手に「足立半顏句碑」が現れます。
《松風の里に琴柱の赤鳥居》
立て看板に説明書きがしてあるので引用します。
足立半顏句碑
明治二十五年(一八九二)藤原卯八等によって建立されたもので「松風の里に琴柱の赤鳥居」の句が刻まれている。半顏(1859~1921)は、長崎に生まれた。本名を足立正枝といい、国文学者であった。また、和歌・川柳・狂歌なども嗜み、素平連の同人で、新年の詠進歌にも入選するなどの風雅人で、松風の里と称されたこの地も度々訪れている
長崎の史跡より
松嶋稲荷神社|足立半顏句碑 立て看板より
さらに進むと、稲荷神社なので狐様が参道を見守っています。
狐様と朱色の鳥居、苔むした石畳と歴史を感じる民家。
すごくいい感じの参道です。
もうすこし進むと半顏さんの句にもあった赤鳥居が目の前に現れます。
この鳥居をよく見ると、奉納が平成四年五月吉日となっています。
半顏さんは1921年(大正10年)に亡くなっているので残念ながら半顏さんが見た鳥居とは違いますが、今でも赤鳥居が守られています。
この鳥居をくぐりぬけると拝殿が見えてきます。
拝殿で参拝して御朱印をいただく
拝殿でお参りをすませ、社務所で御朱印をいただきたいのですが社務所内にはいないようなので、横にあるインターホンを押します。
「・・・・・。」
無反応。
とおもったら背後から「御朱印かな?」と声がするので振り返ると宮司さんらしき人がいました。
御朱印を書いている間お話をうかがうと、松嶋稲荷神社はいまの場所から100m先にもともとあったことや、道路工事によりいまの場所へ移ったことなどご丁寧に教えてくださりました。
松嶋稲荷神社の参拝と取材のまとめ
本記事では紹介しきれてませんが、松嶋稲荷神社には「池田可宵句碑」や「隈治人句碑」など多くの碑がたてられています。
参道の雰囲気がよくて文学にも触れられる松嶋稲荷神社をぜひ参拝してみてください。
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