住吉町にある住吉神社を参拝してきました。住吉神社は町名の由来になった神社です。
住吉神社の拝殿前には足が欠けた狛犬が鎮座しています。これは原爆の爆風によるもので、その威力を今に伝えています。
- 神社名:住吉神社
- 社格:不明
- 創建:寛永11年(1634)
- 鎮座地:長崎市住吉町13-6
- 公式サイト:無
- TEL:0958444007
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所:有
- 御朱印:有
- 駐車場:有
国道から商店街を抜けて住吉神社へ
住吉神社は国道206号からサンモール住吉(アーケード街)を抜けた先にあります。
下の画像が住吉神社の参道です。登りと下りで参道の階段は分けられてます。おそらく新型コロナウイルスの感染対策と思われます。
登って拝殿へ向かいましょう。
原爆の威力を伝える前足が欠けた狛犬
参道の階段を登って右に手水舎があります。ただし新型コロナウイルスの感染対策として水は張られていませんでした。
▲手水舎は新型コロナウイルスの感染対策として水は張られていない
拝殿は立派な造りで、平成3年(1991)に建替えられています。
拝殿前には狛犬が鎮座しています。拝殿向かって右の狛犬はよく見ると前足が欠けてます。
これは昭和20年(1945)8月9日に投下された原爆の爆風によるものだそうで、その威力を今に伝えています。ちなみに爆心地から狛犬の距離は約2,100m離れています。その距離と欠けた前足を思えば爆風の凄まじさが感じられます。
狛犬のとなりに説明板があるので引用しておきます。
住吉神社の狛犬と鳥居
爆心地から北へ約2,100mの小高い丘の上にある住吉神社は、1945年(昭和20年)8月9日、午前11時2分、原子爆弾のさく裂により社殿、社務所は倒壊全焼したが、この狛犬と階段下にある鳥居は残った。
この狛犬は神社守護と魔よけのため1935年(昭和10年)1月に、鳥居は1943年(昭和18年)10月に建立されたものであるが、強烈な爆風にも倒れることはなかった。しかし、この狛犬は左足が欠けており、原子爆弾の凄まじさを物語っている。
長崎市はこの地で亡くなった方々のご冥福をお祈りし、二度とこのような惨禍が繰り返されないことを願って、この銘板を設置する。2004年(平成16年)3月
長崎市
(原爆資料館)
参拝をすませたら拝殿左にある境内神社の祐徳住吉稲荷神社も参拝しましょう。
祐徳住吉稲荷神社を参拝
住吉神社は境内神社として拝殿左に祐徳住吉稲荷神社があります。この稲荷神社は従来からあったもので、住吉神社を再建したときに移動・新築されました。
鳥居をくぐって稲荷神社の拝殿へ向かいます。
境内神社とはいえ立派な拝殿です。
拝殿の前には狛犬が鎮西しています。この狛犬にはお賽銭がしてあるのですが…
お賽銭のお陰でなんともユニークな表情になってます。
社務所で御朱印をいただく
最後に社務所で御朱印をいただいて参拝を終えます。社務所の場所は住吉神社拝殿に向かって左後ろにあります。わたしが訪ねたとき社務所内は不在でしたが、社務所入り口にあるインターホンを押して対応いただけました。
▲社務所内は不在だったがインターホンを押して対応いただけた。
御朱印の初穂料は、住吉神社と祐徳住吉稲荷神社の2枚1組で600円でした。
住吉神社では結婚式もできるそうです。過去には白無垢姿で参道の階段を登って挙式をした人もいたとのこと。階段を登るのは大変そうだったけどご本人達は満足そうで思い出深い挙式のひとつだったそうです。
社務所の方は、神社での挙式について沢山お話されてくれました。住吉神社での結婚式はおすすめできるかもしれません。
住吉神社の参拝と取材のまとめ
住吉神社の参拝と取材のまとめです。
- 住吉神社は町名の由来になった神社
- 拝殿前の前足が欠けた狛犬は原爆による爆風の威力を今に伝える
- 社務所の方は、神社での挙式について沢山お話してくれた(住吉神社での結婚式はおすすめできるかも)
是非、参拝してみてください。
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