詰め込みすぎの記事タイトルですみません。長崎市矢上町にある矢上神社を参拝してきました。
こんな記事タイトルになっても致し方ない事実を矢上神社で見つけてしまいました。
十八銀行と親和銀行が統合して、十八親和銀行になったことは記憶に新しいところです。
あたりまえですが、統合する前は両銀行とも長崎を基盤とするライバルだったわけです。
そして矢上神社には、青銅の神馬が奉納されているのですが、奉納(奉献)した人の名前に十八銀行と親和銀行の頭取名がならんで書かれているではないですか!
実は仲良しだったのですね。
きっと、この時すでに十八銀行と親和銀行の結婚式が執り行われていたのです!(注意:完全な筆者の妄想です)
結婚が終われば子供が誕生しますね。
矢上神社には「安産股ぎ石」が奉納されてますが、それは十八親和銀行の誕生を見こして行われたのです!(注意:完全な筆者の妄想です)
おっと、完全に取り乱しました。
さあ、それではみどころ沢山な矢上神社の参拝レポートです。
- 神社名:矢上神社
- 社格:郷社
- 創建:弘安四年(1281年)
- 鎮座地:長崎市矢上町14-1
- 公式サイト:無
- TEL:0958390909
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所:有(受付9:00~17:00 ※留守の場合もあります)
- 御朱印:有
- 駐車場:有(ただし、矢上くんち開催中は駐車不可です)
一の鳥居を抜けると恵比寿様がいる
下の画像は矢上神社一の鳥居です。
右側には「長崎街道 矢上宿跡」の石柱があります。
長崎街道は江戸時代に整備された道で、肥前国長崎(長崎県長崎市)と豊前国小倉(北九州市小倉北区)を結びました。
道中、25の宿場がありその一つがここ矢上宿です。
ちなみに、長崎方面へ向かうと次の宿場は日見宿で、日見宿を越えると終点の長崎です。
一の鳥居を抜けて右にはお風呂のような石があります。
奉納された物のようです。手水舎だったのでしょうか?
そこから階段を登ってすぐ右、木のふもとに恵比寿様がいます。
よく見てないと見落としそうです。
さらに進むと二の鳥居と安産股ぎ石があります。
二の鳥居の先に安産股ぎ石
二の鳥居です。
二の鳥居を抜けて進むと、参道中央に安産股ぎ石があります。
▲安産股ぎ石(参道中央に埋め込まれた石)と説明書き(画像左)
参道の左には説明書きがあるので引用しておきます。
安産股ぎ石
古来危険で困難の多いトンネルなどの隧道掘削工事において貫通の時に出た岩石は、安産、子授け祈願に霊験あらたかなりと伝えられ大願成就の守護霊石である
此の参道敷石に嵌め込まれている八角形の玄武岩は新日見トンネルの貫通石で、平成五年九月二十五日、(株)間組より奉納された珍奇のものである
この石を股ぐことによって安産子授けの願いが叶います唱え言葉
吐普加身依身多米平成十六稔九月吉日
安産股ぎ石|矢上神社
矢上神社
宮司 金子 奉 之織
唱え言葉「吐普加身依身多米」は「トホカミエミタメ」と読みます。
ここからもう少し進むと狛犬がいます。
突然ですが親族狛犬シリーズ
狛犬は三の鳥居に鎮座しています。
神社巡りをしていると色んな狛犬様に出会いそのなかには「親族ですか!」と言いたくなる狛犬がいます。
「百聞は一見に如かず」ご覧ください。
どう見ても親族ですよね。この狛犬様に出会うとテンションが上がるようになってきました(笑)
青銅神馬の奉納(奉献)名に並ぶ十八銀行と親和銀行の頭取
冒頭に書いた通り、矢上神社には青銅の神馬が奉納されてます。
そして奉納(奉献)名には十八銀行と親和銀行の頭取がならんで書かれているのです。
調べると、十八銀行頭取 堀 太郎氏の在任期間は1983年(昭和58年)10月1日から1990年(平成2年)2月1日までの6年8か月間のようです。
親和銀行頭取 大塚 時夫氏は調べがつきませんでした。
すくなくとも奉納されて30年が経っているようです。
それでは拝殿へ向かいます。
拝殿のしめ縄は出雲大社と同じところで作られた
拝殿直前の階段左にも奉納されたものがあり「七福神寶船石お手水鉢」と紹介されてます。
「七福神寶船石お手水鉢」の説明を引用しておきます。
七福神寶船石お手水鉢
この奇岩快石は 地質時代の今から八十~四十万年前の新生代第三紀に 長崎と佐賀の県境に聳ゆる霊峰多良岳の大爆発によって噴出した火山弾である 岩の内部に籠っていたガスが膨張破裂してこの形となった 内部と外部の温度差により外面に独特の罅入(ひび)が生じた 岩の種類は玄武岩で重量は約8トン その景色は恰も七福神が宝物を満載してい大海原を渡る大船の如く雄大な姿である 昭和五十八年多良岳の麓において前年の豪雨により露出したところを発見され その後 稲富龍夫氏が困難な搬出作業の末保存していた 此の度び同氏から矢上神社改築落成記念として奉納されたものである
平成二十六年四月吉日
七福神寶船石お手水鉢|矢上神社
奉献者 稲富龍夫
銘板奉健者 山下正英
矢上神社宮司 金子 奉 謹書
階段を登ると拝殿前に狛犬が鎮座しています。
この狛犬の顏がユニークで見ものです。
特に右側の狛犬はパチスロにでも勝ったかのような顔です。
(不敬かな?)
▲拝殿前右側の狛犬はパチスロにでも勝ったかのような顔をしている
狛犬様に挨拶して拝殿で参拝します。
矢上神社は拝殿のしめ縄が立派です。
このしめ縄は、2020年の年末に新調されています。
しめ縄の製作は、島根県の出雲大社のしめ縄を作っている飯南町注連縄企業組合で、出雲大社と同じわらが使用されていて見どころのひとつです。
宮司さんによると最近、テレビ取材があったらしく取材した日は参拝客も多めでした。
他にも見どころ沢山
矢上神社は他にもみどころが沢山あります。
ここからは駆け足で紹介していきます。
まず、拝殿の右側には「諏訪明神」があります。
池には小さな橋が架かっています。
橋の名は「らかんばし」と書かれています。
いくつかの摂社、末社もあります。
平成二十五年十月二十七日には御鎮座七百三十年記念奉祝事業として、社殿と社務所を改築したようです。
矢上神社の参拝と取材のまとめ
矢上神社の参拝と取材のまとめです。
- 神馬を奉納(奉献)した人の名前に十八銀行と親和銀行の頭取名がならんで書かれている
- 木のふもとに恵比寿様がいる
- 二の鳥居の先に安産股ぎ石がある
- 拝殿のしめ縄は出雲大社と同じ所で製作された
- 矢上神社はどころが沢山ある
矢上神社は東長崎地区では大きな神社で、見どころも満載です。
是非、参拝してみてください。
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